Harvest cover

Harvest

発売
1972年2月15日
レーベル
Reprise Records
プロデュース
Neil Young / Elliot Mazer / Henry Lewy / Jack Nitzsche
ジャンル
Folk Rock / Country Rock

Neil Young の4作目スタジオアルバム。代表曲「Heart of Gold」「Old Man」を収録し、アルバムとシングルの両方で全米1位を獲得した、彼のキャリアで最も広く聴かれた作品である。

主にナッシュビルとカリフォルニアの自宅牧場で、The Stray Gators と呼ばれるセッション・ミュージシャンを中心に録音された。2曲ではロンドン交響楽団が起用され、David Crosby、Graham Nash、Stephen Stills、Linda Ronstadt、James Taylor らがコーラスで客演している。カントリー寄りの落ち着いた作風が前面に出た一枚で、麻薬で命を落とした知人を主題にした「The Needle and the Damage Done」なども収録する。

どんなアルバムか

『Harvest』は、Neil Young の中でも入口になりやすいアルバムである。声、アコースティック・ギター、カントリー寄りのリズムが前に出ており、Crazy Horse との荒いロック作品よりも柔らかく聴こえる。

ただし、単に穏やかな作品ではない。「The Needle and the Damage Done」のような痛みを含む曲や、「Alabama」のように社会的な緊張を帯びた曲もある。表面は親しみやすいが、内側には Neil Young らしい孤独と違和感が残っている。

聴きどころ

「Heart of Gold」は、Neil Young 最大のヒット曲であり、彼の静かなフォーク/カントリー面を象徴する曲である。Linda Ronstadt と James Taylor のコーラスも入り、西海岸シンガーソングライター人脈の広がりが見える。

「Old Man」は、年齢や人生への視線を、シンプルな演奏の中に置いた代表曲。『Harvest』が単なるヒット作ではなく、Neil Young の内省を広く届く形にした作品だと分かる。

収録曲

  1. Out on the Weekend
  2. Harvest
  3. A Man Needs a Maid
  4. Heart of Gold
  5. Are You Ready for the Country?
  6. Old Man
  7. There's a World
  8. Alabama
  9. The Needle and the Damage Done
  10. Words (Between the Lines of Age)

一般的な評価

ビルボード200で1位を2週にわたり記録し、英国でも1位を獲得、米国では4×プラチナ(400万枚以上)に認定されている。同年の全米ベストセラー・アルバムとなった。シングル「Heart of Gold」は全米シングルチャートで1位、「Old Man」は31位を記録している。Rolling Stone 誌の「オールタイム・グレイテスト・アルバム500」にも複数版で選出されており、Neil Young の代表作のひとつとして広く位置づけられている。

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