Poco
ポコ
- 結成
- 1968年
- 出身
- ロサンゼルス, カリフォルニア
1968年、Buffalo Springfield の解散後に Richie Furay と Jim Messina が中心となって結成したバンド。Rusty Young のペダルスティールギター、緻密なコーラス、カントリーとロックを融合させたサウンドで、Eagles に先んじてカントリーロックの方向性を提示したグループとして位置づけられる。
商業的なピークは1978年の『Legend』で、Eagles ほどの大成功には至らなかったが、創設メンバーから Eagles に流れた Randy Meisner・Timothy B. Schmit を含め、ウエストコーストロックの形成に直接的な影響を残した。
メンバー
- Richie Furayボーカル、ギター1968–19731944年5月9日オハイオ州デイトン生まれ。元 Buffalo Springfield 共同創設者。Poco 創設メンバーで、デビュー作『Pickin' Up the Pieces』(1969) の楽曲の多くを書き、「Kind Woman」など代表曲のリードボーカルを担当。1973年に脱退後は Souther-Hillman-Furay Band を結成し、ゴールド認定のデビュー作と「Fallin' in Love」のヒットを生む。その後はソロ活動と並行してキリスト教伝道師となり、コロラド州ブルームフィールドの Calvary Chapel で2017年まで牧師を務めた。
- Jim Messinaボーカル、ギター1968–19701947年12月5日カリフォルニア州メイウッド生まれ。Buffalo Springfield ではエンジニア兼ベーシストとして最終作に参加。Poco の創設メンバーとしてリードギターとボーカル、楽曲提供を担当(「You Better Think Twice」など)。1970年に脱退後、Kenny Loggins のプロデューサーから発展して Loggins and Messina を結成し、1971–1976年に8作で合計2,000万枚以上を売り上げる成功を収めた。以降はソロ活動を継続。
- Rusty Youngペダルスティールギター、ボーカル、ギター、バンジョー、マンドリン1968–20211946年2月23日カリフォルニア州ロングビーチ生まれ。創設メンバーで、ペダルスティールを軸に Poco のサウンドの中核を担い続けた。Furay 脱退後は作曲面でも中心となり、「Rose of Cimarron」「Crazy Love」(1979年全米17位) を書いてリードボーカルも務めた。バンドが事実上の活動休止となるまで唯一全期間在籍し続けたメンバー。2021年4月14日、ミズーリ州デイビスビルの自宅で心臓発作により75歳で死去。
- George Granthamドラムス、ボーカル1968–1977, 1985–1990, 2000–20041947年1月20日オクラホマ州コーデル生まれ。Poco 加入以前はデンバーのサイケデリック・ロックバンド Boenzee Cryque で Rusty Young と共演。創設メンバーとしてドラムを担当しつつ、ハイトーンのコーラスでバンドのハーモニーサウンドの一翼を担った。1977年に一度脱退、1985年と2000年に復帰。2004年にステージ上で脳卒中を発症し、以後フルタイムでの活動から退いた(2009年にボーカル参加で復帰)。
- Randy Meisnerベース、ボーカル1968–19691946年3月8日ネブラスカ州スコッツブラフ生まれ。創設メンバーとしてデビュー作にベースとハーモニーで参加したが、最終ミックスから外されたことを巡る対立で発売前に脱退。その後 Rick Nelson の Stone Canyon Band を経て、1971年に Don Henley、Glenn Frey、Bernie Leadon と共に Eagles を共同創設。「Take It to the Limit」を書いてリードボーカルを担当した。2023年7月26日、ロサンゼルスで COPD 合併症により77歳で死去。
- Timothy B. Schmitベース、ボーカル1969–19771947年10月30日カリフォルニア州オークランド生まれ。サクラメント時代に New Breed/Glad で活動した後、Randy Meisner の後任として加入。自身が書きリードを取った「Keep On Tryin'」(1975年全米50位) で初のヒットを記録。1977年、再び Meisner の後任として Eagles に移籍し、『The Long Run』収録の「I Can't Tell You Why」(1980年全米8位) を共作・リードボーカル。以後 Eagles のメンバーとして活動を続けている。
- Paul Cottonボーカル、ギター1970–1987, 1991–20101943年2月26日アラバマ州フォートラッカー生まれ。シカゴのバンド Illinois Speed Press を経て、Jim Messina の後任として1970年加入。「Bad Weather」「Heart of the Night」(『Legend』(1978) からのヒット曲)、「Indian Summer」「Barbados」などを書きリードボーカルを担当し、Rusty Young と並ぶバンドの中心となった。1987年に一旦脱退、1991年復帰、2010年に再び脱退してソロ活動へ。2021年7月31日、オレゴン州ユージーン近郊の自宅で78歳で死去。
変遷
- 1968 Buffalo Springfield 解散後に Richie Furay と Jim Messina を中心に結成。当初の名は Pogo
- 1969 デビュー作『Pickin' Up the Pieces』発表。Randy Meisner 脱退、Timothy B. Schmit 加入
- 1970 Jim Messina 脱退、後任に Paul Cotton 加入
- 1973 Richie Furay 脱退
- 1977 Timothy B. Schmit 脱退(Eagles へ)
- 1978 『Legend』が商業的最大のヒットに。「Crazy Love」「Heart of the Night」がチャートイン
- 1989 創設4人(Furay/Messina/Meisner + Young/Grantham + Cotton)による再結成作『Legacy』を発表
- 2021 Rusty Young 死去
Discography
-
Pickin' Up the Pieces
1969 -
A Good Feelin' to Know
1972 -
Crazy Eyes
1973 -
Rose of Cimarron
1976 -
Legend
1978
最終更新: